憲法九条の会・生駒  【創立5周年記念の集い】

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 発行責任者  
池田順作
0743-76-8788

 
開催しました・・・・・映画「鶴彬―こころの軌跡」に200数名が参加
2010年6月13日(日) 午後1時開場、1時半開会
生駒コミュニテイセンター文化ホール(セイセイビル)

司会 齋藤満佐子
開会挨拶 池田順作
パワーポイントスライド作成と上映 長尾強志
映画「鶴彬ーこころの軌跡」を上映
閉会挨拶 溝川悠介



 会場のポスター


 司会の齋藤満佐子さん


 開会挨拶の池田順作さん


 スライド上映で5年の活動を振り返る


 休憩中の会場


 閉会挨拶の溝川悠介さん


 会場全体の風景



「憲法九条の会・生駒」創立5周年行事まとめ

(企画から実施へ)
1.3周年までは講演会・文化行事などの全体行事を重ねたが、その後は良い企画を求めて迷いがあった。
3月の奈良上映が2回合計で420名も参加されたが、生駒で「鶴彬」で成功するか、不安はあった。奈良では、ロビーでの鶴彬展示や、川柳募集でけっこう評判が良かった。
取り組む中で、川柳という、普段あまり接しないものの良さを新発見したり、多くのみなさんの努力によって、成功へこぎつけることができました。

2.事前に行った吉橋講演会が成功し、これが5周年行事に弾みをつけました。小説「鶴彬」の売れ行きも良好でした。鶴彬資料集もよく売れました。

3.過去3周年記念行事までは、すべて入場無料でやってきたのに対し、今回は映画上映ということもあって、初めて有料化(前売り900円)しました。世間には、鶴彬という名がほとんど知られていない中で、この有料化が入場者数にどう影響するか、が心配されたが、みなさんのご協力を得て、まずまず成功することができました。川柳、俳句、児童文学などの分野からの参加もあり、これまでより広がったようです。チケット普及のために、多くの方々が奮闘されましたことに心から感謝いたします。

4.同時に、チケット販売ということの難しさにも直面しました。当初は、現金と引き換えにお渡しする「金券」として販売開始したのですが、売れ行きが思わしくなく、途中から、現金を受け取らずに広く多くの人に渡して、当日窓口で現金を払ってもらう「当日精算券」の性格を持たせ、急速にチケットを広げよう、という処置を取りました。この方法は、当日フタを開けてみないと、何人来るか分からない、という危険性はありました。結果として、当日窓口で70名近い方が現金を支払っていただいたので、この処置は適切ではあった、しかし、本当は最初からはっきりした方針を持つべきであった、と考えています。

5.今回は「5周年の歩み」をプロジェクターを使って、動画を含むスライド画像で示した新しい試みは、見やすく分かりやすい、という良い評価を得ました。画像とナレーションの組み合わせも良いものでした。

6. 当初の予想を超えて、200名参加に達したことはすばらしかった。会場の交通の便も良く、雨でも参加しやすかった。

(宣伝その他)
1.生駒市・市教委・奈良新聞の後援を得たことは大きい。自治会掲示板にかなり貼ることができました。奈良交通の全バス停にも、貼れる許可を得ました。

2.ちらしの裏に、小学校区ごとのチケット申し込み先を多数掲載したことで、運動が広がりました。この人々もチケット普及に大いに尽力し、地域の人たちにも身近で安心感を与えました。

3.この取り組みの中で、賛同人が新たに7名増加しました。(市内6名、奈良市1名)

4.当「九条の会・生駒」は、日頃会費を徴収しておりません。みなさんの任意の募金によって運営しております。賛同人の方、当会の活動に共感いただいた方、もうすでに募金したことがある方も、どうぞ時々、募金を運営委員までお寄せください。よろしくお願いいたします。

5.運営委員会の討議の結果、今後の活動の重点は、鹿の台小校区、俵口小校区、生駒台小校区、の3つの地域九条の会に見習って、「あすか野・真弓」「生駒小・東小・壱分小・南小・南第2小校区」に、いかにして地域九条の会を立ち上げるか、に力点を置こうということになりました。みなさんのご協力をお願いいたします。
                     
以上

2010年6月14日
                           「憲法九条の会・生駒」運営委員会


           「今、鶴彬に寄せる」
                          鹿ノ台南2 U・N
 
憲法九条の会・生駒創立五周年行事として、神山征二郎監督、映画「鶴彬」と作家吉橋通夫氏、著書「鶴彬」の講座が開催された。

 5月23日 吉橋通夫氏の講座
 主に著書「鶴彬」ができるまでの氏の思いや、鶴彬の故郷石川県高松市での作者の取材を通して、鶴彬の性格、生い立ち。川柳を志すきっかけになった岡田澄水の姪子さんや、東京で出会った柳誌「川柳人」の主宰者剣花坊のこどもの鶴子さんの証言など、その事実を知ることができた。また、鶴彬の常に弱者の立場に立った視点で社会を映し出したプロレタリア川柳作家の半生は、壮絶で、その勇気と生き方を真の心で著書にした吉橋氏に感動した。

 6月13日 映画「鶴彬」の上映
 先に吉橋氏の講座で学んだ知識を元に映像を見たのは、たいへん効果的であった。盧溝橋で日中両軍の衝突から始まり、悲惨な戦争の最中で生きた鶴彬の時代背景は、姿勢を正さずには見られなかった。
 鶴彬を演じる池上リョヲマは、力強いまなざしの奥に隠された思想や理念を貫き通そうとする鶴彬その者のように思えた。
 鶴彬は、小さいときから石川啄木の短歌に魅了され、その人生を川柳文学に傾倒させていく。戦時下におかれても強い意志で社会を風刺し続けた。やがて、治安維持法で獄中生活を余儀なくされ、その中で赤痢に罹り病院に移される。井上剣花坊の妻、信子さんがお見舞いに訪れた時にも、もう一度自分は元気になって、川柳作家として世の中の不条理や矛盾を表現し続けるという意志を伝える鶴彬の姿勢に、胸が潰れる思いだった。

<食堂があっても食えぬ失業者>
<暁をいだいて闇にゐる蕾>
<手と足をもいだ丸太にしてかえし>
 これらの川柳は、失業に喘ぎ、先が見えない現代社会にあって、私たち、とりわけ若者が、この社会を明るい未来にむけて希望を持って変えていく努力を怠ってはいけない。そして、無残、無価値な戦争を思うとき、何よりも憲法9条を守らなければならないという大きな宿題を与えられたような気がしてならない。   
鶴彬の川柳3句(英訳は、アーサー・ビナード氏)

屍のゐないニュース映画で勇ましい
The men look brave on a newsreel with all the corpses edited out.
(男たちは、すべての死体が編集して削除されたニュース映画で、勇敢にみえる。)

万歳とあげて行った手を 大陸において来た
When shipping out, those hands he raised in a “Banzai”---they stayed on the continent.
(船出のとき、両腕を彼は万歳と挙げた。その手は大陸に残った。)

ふるさとは 病ひといっしょに帰るとこ
Hometown is an old place you return to with a new illness.

(アーサー・ビナード氏のエッセイより)
一九〇九年、石川県に生まれた喜多一二が7歳で父親に死なれ、高等小学校卒業後に大阪の工場で働き、やがて川柳作家「鶴彬」に成長する。東京での労働後、金沢の連隊に入営、兵役中に思想犯で監獄に入れられる。除隊後、反戦川柳を書き続け、検挙されて長期拘留の末、29歳で病没。経済の仕組みを見抜いているところに、鶴彬川柳のひとつの特徴がある。1労働者として、1兵士として、彼が鋭く捉えた世界が、現代とぴったり重なる。「屍のいないニュース」にだまされてはならない。(2007年発行、『日本の名詩、英語でおどる』(※)より引用)

(※)詩人アーサー・ビナードが、中原中也、萩原朔太郎、高村光太郎、壺井繁治、与謝野晶子、鶴彬、・・・・ら、日本の26人の詩を、世界に紹介するため英訳し、2007年に出版された。





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